実家への帰省
息子に会いに、週末に実家へ行きました。
『息子に会いに?』
そうなんです、実は今、私の息子は350キロ離れた私の実家にいます。
なぜ別々に暮らしているかというと…パワフルな0歳の育児ができるほど、私の体調がよくないからなんです。
実は、がんが発覚した頃(10月の中ごろ)は腹部の痛みも強く出ていて、ひとりで息子の面倒をみて、家事をして、というのはなかなかに厳しい状況でした。
私の母にも何度も遠い距離をJRに乗って来てもらって、通院したり息子の面倒を見てもらったりとしてもらってましたが…母もそんなに長く家を空けるわけにもいきません。
夫の母は現在病気で入院しているし、息子は今まで保育園に預けたこともないし…
これから私が入退院を繰り返すこと、息子のことを考えると慣れた人に預ける方がよいということ、いろいろたくさん考えて…話し合って…
そうしてみつけた最善の案が『私の体調が安定するまで、私の実家に息子を預ける』だったのです。
10月23日に私が病院に2週間入院するときに、息子を父と母に託してきました。
それからずっと、息子は350キロ離れた実家で生活をしています。
息子が産まれてからずーっと片時も離れたことがなかったので、入院中も、退院してからも、考えることは息子のことばかり。
特に退院してからは、家じゅうに息子の物がたくさんあって…会いたくって、会いたくって、思い出しては泣いてばかりでした。
そんな私を見かねて、夫がめったにとれない希望休を取ってくれて、今回の帰省となりました。
3週間ぶりに会う息子は、とても成長を感じて。
つかまり立ちも、おすわりも、ふらふらしなくてしっかりとしてきていました。
もうかわいくて、かわいくて、写真も動画も撮りまくりでした(笑)
早く大きくなってほしいような、ずーっと赤ちゃんでいてほしいような。
子を持つ親の気持ちは複雑ですね。
こんなに早く成長していったら、まばたきしたらもう飛んで行っちゃうんじゃないかと思うぐらい。
息子の成長をそばで見ていられないのが、すごく悲しい。
なんでこんな病気になっちゃったんだろうと、とっても悔しい。
でも、ずーっと息子のそばにいるためには今は無理しちゃいけない。
がまん、がまん。
抗がん剤治療が進んで腹部の痛みも軽くなったら、早く息子を迎えに行きたいな。
私の中での目標は1か月!入院中に落ちてしまった体力も戻さなくっちゃ!もう少し時間がかかって年末まで延びちゃうかもしれないけど…
息子へ
それまで、じぃじとばぁばと待っててね。
初めてのクリスマスプレゼントは、パパとママでとっておきを用意しておくね!