低異型度漿液性の卵巣がん(LGSC)
前回のblogで『CT検査の結果を6/8に聞きにいくよ〜』と言っていたのですが…
その結果を聞きにいく前に、私は自分の病気についてもっと知るべきだと思い、もう一度『低異型度漿液性の卵巣がん(LGSC)』について、調べてみました。
そうすると、興味深い記事を発見。↓
https://www.cancerit.jp/54898.html
https://www2.tri-kobe.org/nccn/guideline/gynecological/japanese/ovarian.pdf
LGSCについての情報はそんなにたくさん見つけられなかったけど、できるかぎり探して読みまくった。
まとめると、低異型度漿液性の卵巣がんは…
①エストロゲン受容体が陽性
つまりエストロゲンによって悪化しやすいってこと??
②抗がん剤が効きにくい
がんの増殖するスピードが遅い分、抗がん剤も効きにくい。
③アメリカのガイドラインでは、抗がん剤治療に並んでホルモン療法も推奨されてる
※ここでいうホルモン療法は、体内でエストロゲンを生成するのを阻害するようなもの。乳がんの治療では一般的に行われているものです。でも、日本の卵巣がんのガイドラインには、まだ認められていません( ;∀;)
④LGSCでは化学療法後にがん細胞が石灰化することがしばしばみられるが、石灰化する=がんが死んだ、ではない。むしろ石灰化したものが増えることはがんの進行を示唆するみたい。
フーーム……
ということは、LGSCにとってエストロゲンは、がんを悪化させる要因になるってこと??
えー!エストラーナテープ(エストロゲンを補充する薬)今年の3月末から使っちゃってるけど!
もしかして……今年の4~5月とCA125が跳ね上がったのって、エストラーナテープが原因なんじゃないの?
なんだか、自分の今までを振り返ってみても、体内でエストロゲンが増えるタイミングと、病気が悪化するタイミングが一致しているな〜…と。
腹部の痛みが出てき始めたのは、妊娠の後期からだった。
産後も、徐々に上がっていたCA125の数値が400代まで上がったのは、生理の再開の時期だった。
そして、今回のエストラーナテープの使用を始めた頃からの、CA125の上昇。
これはただの偶然かもしれないけど、偶然じゃないかもしれない。
だって、進行の遅いがんのはずなのに。
抗がん剤をやめてたったの2ヶ月で、CA125が跳ね上がるのは、他にも原因があると考えた方がいい気がする。
それに、TC療法を術前9回と術後9回をやったのも、どうなんだろう?
病院でも、他の卵巣がんの患者さんで、初回治療でこんなにTC療法をやっている人はいなかった。
合計18回のTC療法は、長くて辛いものだった。
私のがん細胞は、結果的に小さくはなったけど、残存している腫瘍は石灰化している。
そして、それはがん細胞が死んだわけじゃないみたいだ。
事実、石灰化して死んだかな~と思っていた腫瘍たちが、大きくなったからCA125が上昇したのでは??
TC療法は本当に効果があったのだろうか?
TCじゃなくて、もしかしてアバスチンの方に効果があったのだろうか?
ネットで調べたものがすべて正しいわけじゃないけど、医師がすべて正しいことを言っているとも限らないんじゃないかなと思ってきた。
卵巣がんだけでこんなにたくさんの種類があるし、基本的にガイドラインに載っている治療で進めていくんだろうし…
でも、日本の卵巣がんのガイドラインには、抗がん剤治療があまり効かないLGSCへの他の対策は、特に何もない。
もう1年半以上治療を続けてきたのに、ここにきて改めてこんなに突き詰めて調べました。
もっと早くに調べておけばよかった!
『抗がん剤が効きにくいがんなんだ~。でも、進行も遅いみたいだから、ちょっと安心♡』程度にしか考えていなかったよ!!
調べながらたくさん沸き起こった疑問を、書き出して。
NCCNのガイドラインやら、ホルモン治療についてやら、べろんべろんプリントアウトして。
私なりにまとめた、『LGSCの治療法について』のファイルを作りました。
それを小脇に抱えて…
いざ、6/8の外来へ!!
(長くなるので、次回に続く~~)